清水てつじ事務所
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県議会レポート 2013年3月

 県議会レポート3月号 
しがねっと県政報告第8号

| 2013年03月31日 | 県議会レポート |

物価4年後に10%上昇

 

 331日は、平成24年度の最終日で、明日から新しい年度になり、新しい組織が動き出します。私どものグループ会社もお一人新入社員をお迎えし、新しい環境で頑張っていただきたいと思います。


 


 新聞報道によると、物価が4年後には10%上昇すると報道がありました。それは、アベノミクスにより、日本銀行は金融緩和を強め、毎年2%の物価上昇を目標にしていると言われております。しかも、20144月から消費税が5%から8%に上昇し、201510月から8%から10%に上昇すると言われております。これは景気が良くなったとの条件付きでありますが、このままでいくと予定通り増税されるのではないかと思います。


しかも安倍総理の一言で、トヨタをはじめ大企業がベースアップ満額回答で、地価の下落も止まり、何もかもがうまくいっているような報道ですが、そうはうまくはいかないのではないか。


私は日本の人口も減少時代に入り、ほとんどの中小企業は10%も給与を上げられる状況ではなく、消費も伸びるような気がしません。


 また、政府は国家公務員の給与を7.8%引下げ、それに地方公務員に対しても地方交付税を削減することによって、地方公務員にも給与削減を求めて来ました。正に、私達の目指してきました地域主権から、中央集権に逆戻りになるのではないか。


 一部の民間企業を除いて、民間企業は公務員が給与が下がったから、下げやすくなります。このままでいくと、物価は上がるわ、給与は下がるわ、消費は落ち込むわ、更に最悪の状況になるのではないかと心配します。


 


6月定例議会では滋賀県も市町も、報酬カットの執行部提案があるのではないかと予想されます。


 


       清水てつじ


| 2013年03月31日 | 活動日記 |

地域づくりの原点は町内会

  年度末になりますと、それぞれの地域では役員の引継ぎが行われます。私の住んでいる地域は、大字勝野小字新町といいます。42戸で組織され、お互いが助け合いながら自治会を形成しております。4月から3人いる組長の一人に仰せつかり引継ぎをさせていただきました。何百戸ある大きな自治会ではありませんが、5月3日4日開催される伝統ある大溝祭などを運営しております。
 
 本日、高島市議会から「高浜原子力発電所に係る関西電力株式会社との安全協定締結に向けた意見書」の協力要請が送って参りました。
 電力事業者と唯一安全協定が出来なかった所が高浜原子力発電所であります。時間をかけても必ず安全協定が締結できるよう応援をしていきたいと思っております。
 市民の原発に対する不安はまだまだ多くあり、福井の14基の原発と隣接している高島市は、福島の原発事故は他人事ではありません。
 高浜原発は、7月に再稼働される計画もあり、市民の皆様の不安は増すばかりであります。今夏の電力需給も来月から議論になり、今年も昨年同様に皆様のご協力が必要ではないかと思います。宜しくお願いします。
             清水 てつじ

| 2013年03月30日 | 活動日記 |

近江牛ブランド推進と市内産木材活用朽木体育館の調査

 

 県が近江牛ブランドの推進と、シンガポールや台湾などに近江牛の販売促進をされておられます。そこで、今日は地元の朽木の宝牧場様に政務調査によせていただきました。




 牧場経営をされている田原様から、ご自身の牧場運営に至る若い時からの苦労話を聞かしていただきました。朽木というところは、雪は多いですが、春から秋にかけては豊かな自然環境と素晴らしいロケーションで、観光名所になっております。気温の寒暖差が大きく、水や食品の生産には適した地域でもあります。そして、朽木米や近江牛など、ここで生まれる生産品は良く売れるそうであります。

 


 現在、和牛、F1、ホルスタインなど合計1,7001,800頭を飼育されておられ、県内でも有数の畜産家であります。


また、山間にも関わらず琵琶湖に対して負荷を掛けたくないということで、環境には十分に配慮しておられ、無臭の堆肥プラントを建設され、農家に対して稲わらと交換で堆肥を提供されておられます。その堆肥を活用した無農薬のお米をつくったり、他に、ブランドミルク豚やソフトクリーム、バームクーヘン、パン、採りたての牛乳、シュークリームなど、多角的に経営されておられます。

 


朽木を観光地のメッカとして活性化し、そして若者定住、雇用など大きな希望を持っておられ、地域を明るくするために、小水力発電など、様々な思いを聞かさせていただきました。


朽木宝牧場様の益々のご発展をお祈り申し上げます。


 


2011312日に竣工された朽木中学校小学校の体育館に、視察によせていただきました。この体育館は、朽木の皆さんが育てられた学校林1000本を伐採され、そのうち700本の学校林を活用され建築された体育館であります。朽木市民の皆さんの魂の入った、思い出のある体育館だと思います。これだけの建築物は、正に高島市朽木の名所であります。

 


皆様方に朽木の観光のひとつとして見学に来ていただき、木材の良さを是非理解をしてほしいと思います。


 


      清水てつじ


| 2013年03月29日 | 活動日記 |

2040年人口大幅に減少

 

 今日は久々に嫁さんの実家に、子どもと3人でご両親に会いに寄せていただきました。何も用事はありませんでしたが、元気な姿を見れて安心しました。


 


 さて、今日の新聞報道に厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は、2040年までの「地域別将来推定人口」を発表されました。それによると、日本の人口が2010年比83.8%で約17276千人、滋賀県は減少率が他府県に比べ低く、2010年比92.8%で約1309千人との報告がありました。また高齢化率は全国で36%、滋賀県は33%です。


 


 高島市においては、2010年に52,170人で、2035年には推定4364人、高齢化率40.4%になると予想されております。人口が減少し、高齢化率が上昇するのは、地域経済に大きく影響し、また税収面や社会保障の維持が破綻する可能性があります。当然、地方はやっていけなくなり、更に都市に集中する可能性があります。このような数値を見て、国または県はどうように感じられ、それに対してどのような対策をするのか、早急に政策提案をしなければなりません。


 


 さて、関電の電気代値上げ幅が、平均9.7%台に決着しそうであります。またこのまま原発を再稼働しなければ、更に値上げをすると、脅しとも取れるような発言をされておられます。来年4月から消費税が上がると予想されますので、結局しわ寄せは更に国民負担が増加します。アベノミクスは、中央集権化と国民格差を拡げるのではないかと懸念をいたしております。


 


 明日は、近江牛のブランド化を推進する方のお話を聞いてまいります。


また報告します。


 


       清水てつじ

| 2013年03月28日 | 活動日記 |

北川第一ダム建設事業の一旦中止に伴う協定書の調印式

 

 本日327日、北川第一ダム建設事業の一旦中止に伴う協定書の調印式が、高島市役所朽木支所にて、北川第一ダム木地山区対策委員会委員長の水谷良雄様、麻生区北川第一ダム対策会委員長の安福長勲様、嘉田滋賀県知事、福井高島市長をはじめ関係者の方々のご出席のもと、行われました。

 


 北川ダムにつきましては、昭和28年に安曇川の河川が決壊し、13人の方がお亡くなり、もしくは行方不明になられ、それ以後、治水対策としての朽木の上流でダム(北川第一、北川第二)の計画が提案されました。
 そして北川ダムは、昭和
48年度に調査に着手し、平成73月に「北川第一ダム建設事業に関する基本協定書」を締結して事業を進めてきましたが、平成229月に国から「ダム検証」を行うよう要請があり、一昨年から昨年にかけて4回の検討委員会が開催され、昨年130日に県の対応方針として「北川ダム建設事業を一旦中止し、河道改修を先行する。」と決定しました。

 


 地元の木地山、麻生区の皆様には、40年近くダム建設計画に多大なご心労をお掛けしましたことを、地元の1議員として深くお詫び申し上げます。


 今後は、高島市そして滋賀県とが協力して、木地山地区、麻生地区の地域振興のために、一生懸命取り組んでいかなければなりません。
  
                            


 
 本日ここに、北川第一ダム木地山区対策委員会水谷委員長様、麻生区北川第一ダム対策会安福委員長様、そして滋賀県、高島市と調印出来ましたことを心より感謝申し上げます。


 


      清水てつじ


 


 


| 2013年03月27日 | 活動日記 |

昨年の衆議院選挙無効 高裁初判断

  最大2.43倍の「1票の格差」が是正されずに実施された昨年12月衆議院選挙をめぐる訴訟判決で、広島高裁は小選挙区の区割りを「違憲」と判断し、広島1、2区の選挙を無効とされました。これは、大変大きな裁判結果であると思います。振り返れば総選挙前に0増5減など、それぞれの党の思惑があり、民主、自民などが定数削減を相手方の責任に押し付け、定数削減が出来ませんでした。そのままの状況で選挙戦に入り、裁判所がこのような結果を出されたことは、政治が司法をないがしろにした為の裁判結果だと考えます。
 しかし、選挙が無効でやり直しをするとかは望んでおりませんが、早く1票の格差問題を解決するための区割りの変更や定数削減をして頂きたい。
 一方、滋賀県議会のことを考えますと新年度から議員定数検討委員会が始まる予定です。前回、委員として参加させて頂きました。当時は、平成17年の国勢調査人口に基づいて議論をさせた頂き、1票の格差は、2.0はありませんでした。今回は、平成22年の国政調査で議論されるのではないかと思います。
 全体の議員定数が何人になるのか、区割りはどうかなど人口に基づいて決定されますが、私自身は人口だけでなく、面積などのいろんな状況で判断すべきであると思います。
 ただ政治の流れとしては、定数削減はやむを得ないと考えます。議員定数検討員会は、県民に経過が見える形で議論すべきであります。そのように期待しています。

          清水 てつじ

| 2013年03月26日 | 活動日記 |

トチノキ発表会

 

 昨日はトチノキ発表会が高島市朽木で開催され、私自身も平成2211月定例議会で一般質問をさせていただいた関係で、参加してまいりました。




 
 滋賀県としてトチノキ巨木保全に平成
23年度から、約5百万円の予算がついており、それ以後24年度25年度には、長浜市余呉町のトチノキ巨木の保全と合わせて、約1千万円の予算がつきました。


これは高島市朽木地区で、平成20年度からトチノキ巨木が伐採されているという地元の方から情報があり、平成226月に現地調査を行い、その時に約数十本からの伐採本数が確認されました。そこで地元の皆様が「トチノキ巨木と水源の郷を守る会」を設立し、知事に対してトチノキ巨木保全に対する要望書を提出されました。


 


 そこで、樹齢数百年からなるトチノキは、所有権は山の地主の方でありますが、ここに税金を投入することが果たしていいのか、私自身も迷いましたが、地元の方々の熱い要望と、滋賀県として樹齢数百年のトチノキは、まさに県民の財産という考えに立ち、保全することに知事も判断され、私も同感です。


       ト チ ノ 実


 それ以後、巨木調査も進み、平成24年度までにトチノキの巨樹は388本確認され、6メートル以上のものも11本確認されました。また、8月には県内最大の巨大トチノキが朽木雲洞谷の奥山で発見され、幹回り8.07メートルと計測され、一般公開されました。


 このように、トチノキ調査が進みますと、またあらたなトチノキが次々に発見されると思います。まさに高島市朽木はトチノキの宝庫であります。地元では、朽木西小学校で1年間子ども達がトチノキの調査をされ、本日発表していただきました。また地元の方もトチノキ祭りを開催され、トチノキの特産品など地域と一体となってトチノキの保全をしなければなりません。また新旭町針江の湧水文化「かばた」とコラボしながら、高島市の自然を活かし、更に観光に繋がることが出来ないかと思います。


 


 残念ながら、伐採された業者とはまだ係争中で裁判を行っております。これからも滋賀県や高島市の支援をいただき、トチノキの保全にご協力賜りたいと思います。本日の発表会のスタッフの皆様、大変良いものを見せて頂きまして有難うございました。


 


     清水てつじ



 

| 2013年03月24日 | 活動日記 |

高島高校スキー部存続


 高島高校は、平成24年度に募集停止したスキー部を、平成25年度から再開すると正式に表明され、23日の新聞報道に掲載されていました。


 この件は、平成2310月頃に「高島高校スキー部が平成24年度は新入部員を募集しない」という話があり、12月頃に高島高校スキー部OBの皆様方からご相談がありました。   


私自身も大変驚きました。高島高校スキー部と言えば、70年以上の歴史があり、インターハイや国体などに多くの選手を輩出している伝統校であり、また市内に4つのスキー場があり、高島高校スキー部はシンボル的な存在であります。それが新入部員募集を停止されることは、到底市民の皆様も納得するものではありません。


 しかし、高島高校の校長先生はじめ先生方のご理解と、高島高校スキー部のOBの皆様のご尽力により、平成25年度から新入部員募集を再開されることになりました。


 現在、スキー部員は今春1人卒業し、新3年生は4人で、新1年生は5人が入部される予定だと聞いております。これで部員数も増えますので、学校関係の皆様、スキー部員の保護者の皆様、スキー部OB・OG会の皆様、市スキー育成会の皆様のご協力のもと、これからも地域の皆様と一緒に応援をしていきたいと思います。


 


         清水てつじ


 


 

| 2013年03月23日 | 活動日記 |

中央ユニバーサルこども園竣工式


 本日、高島市安曇川町南市にある幼保一元化の学校法人、安曇川学園中央ユニバーサルこども園新園舎の竣工式が行われました。


 
 


 永年に亘り、浄土真宗本願寺派の民間の中央幼稚園として、仏教の教えをもとに 、一、子どもに寄り添い、一、子どもの輝きを大切に、一、子どもとともに育ち合う、を教育方針として多くの卒園者を輩出されてこられました。今回は、新築にあたり 幼保一元化の認定こども園として、幼稚園が定員70名、保育園が定員20名としてあらたにスタートされます。

 


 


 総工費の報告はありませんでしたが、県からは「安心こども基金」から約9,024万円を建設費に対して補助しております。


 来賓祝辞の滋賀県私立幼稚園会長様から、滋賀県は民間の幼稚園に対する補助が少なすぎるというお話がありました。実態調査はしておりませんが、国の政策が、民間保育園の方向にシフトをしており、核家族化やお母さんが働く時代になり、ますます保育園のニーズが増えているのではないかと思います。そして、公の保育士と民間の保育士には給与格差もあり、民間の幼稚園運営は大変ではないかと予想します。

 


 


 今後については、県と市が一体となって、子育て支援について応援し、働くお母さんが安心して子育てと働ける環境づくりを整備していかなければなりません。


 中央ユニバーサルこども園の益々のご発展と、高島市が子どもさんで賑わう地域になればと願っています。

 


 


 


     清水てつじ


 

| 2013年03月23日 | 活動日記 |