清水てつじ事務所
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厚生・産業常任委員会の県内行政調査 その1

6月6日、厚生・産業常任委員会の県内視察で、大津赤十字病院と県立近江高等技術専門学校に行ってきました。

最初に、大津赤十字病院に総合周産期医療の視察に行きました。
この病院は、県内トップクラスの妊娠から出産までの、周産期システムが整っており、また新生児(未熟児)への対応も優れていて、滋賀県内でもトップクラスの体制が整っております。
しかし、ここでも医師不足問題があり、医師の確保について滋賀県に要望されており、ここでも滋賀県の役割が求められております。

そして県内に一台しかない新生児専用ドクターカーがありました。
その他に、県下唯一の設備として、脳死判定が出来、その状態から臓器移植が出来る設備、また全身やけどの人を細菌から空気感染を防ぐ特別な部屋、など有数の設備を見せて頂きました。

そして、地下室には災害時のための非常食や水、そして医療器具が数多く備蓄してありました。琵琶湖西岸地震への万全の体制であると思います。
まさに三次医療体制の病院として、大変優れた技術や設備システムを構築されておられ、県内全体にの自治体病院とのネットワーク化すれば、県民はさらに安心安全の医療が受けられると思いました。

                        清水てつじ

| 2008年06月06日 | 活動日記 |

岐阜県庁と徳山ダムを視察

5月27日、28日と我が会派、対話の会・びわこねっとのメンバーで、岐阜県庁と徳山ダムに、政務調査に行ってまいりました。

一日目は、岐阜県庁に寄せて頂き、まず治水(ダム)行政について県土整備部河川課の担当の方から、説明をお聞きしました。岐阜県は、ご存知の通り、揖斐川、長良川、木曽川の大きな川があり、またそれぞれの川より住宅地が低いという地形も影響して、過去より数多く大きな水害が発生しており、岐阜県には多くのダムがあります。

次に廃棄物行政について、環境生活部から説明をお聞きしました。
岐阜県は、岐阜県廃棄物処理計画を策定され、具体的な数値目標を設定し、その計画の目標達成に向け、廃棄物の排出抑制、有効利用及び適正処理に努めるとともに、廃棄物情報の共有化を図り、県民、事業者及び行政が協働して取り組んでおられ、非常に参考となる内容でした。
次に森林(林業)行政について、林政部から説明を受けました。岐阜県は、国有林を含む森林率としては82%と全国順位2位の森林率となっています。
現在、岐阜県森林づくり基本計画によって進められており、効率的な森林施業、県産材の利用拡大などの施策が展開されています。

二日目は、総貯水量日本最大の徳山ダムに視察ということで、徳山ダム管理所に寄せて頂き、説明を受けました。この徳山ダムは、岩や土を盛り立てて造られた「ロックフィル型式」のダムであり、総貯水量は6億6,000万㎥、ダムの長さは427.1m、ダムの高さは161m(ビルにすれば40階ほど)、周囲は、びわ湖のなんと約半分で、総費用は、最終的には3,350億円とのことでした。


この徳山ダム湖の湖底には、かつて旧徳山村の集落があり、466世帯で約1,500名の方々が生活されていたとのことでした。


ダムを実際に見ると、そのスケールの大きさに驚きました。また徳山ダム管理所の方に案内頂き、エレベーターに乗って127m地下の水位低下用設備、放流利水放流設備のあるゲート室を見せて頂きました。びわ湖の最深部より深いと思うと少し緊張いたしました。

トピックスとして、今回我々に説明して頂いた水資源機構の担当の方は、なんと私の地元の高島市在住の方であるとお聞きし、びっくり致しました。平日はこちらで生活され、週末に高島市のご自宅に帰られるとのことで、本当にご苦労様です。


その後、大垣市内の輪中館に寄せて頂きました。ここでは過去の水害の様子などを写した写真や、水害から自分達の集落を守るための輪中(・・・集落や耕地のまわりに堤防を輪のように築いた・・)の様子が分かる模型などを見せて頂きました。またあるお宅にお邪魔させて頂き、平成14年の水害時に、浸水し、丁度私の腰の高さぐらいのところに浸水跡がくっきり付いてあるのを見せて頂き、改めて水害の凄まじさと恐ろしさを感じました。


今回の視察を通じて、非常に参考になった点もたくさんあり、今後滋賀県のために、有効に生かせていけるように努めたいと思います。

                       清水てつじ

| 2008年05月29日 | 活動日記 |

ECC学園高等学校開校式

以前にも、ブログ」に書きましたが、高島市にある旧今津西小学校椋川分校の校舎が、「通信制ECC学園高等学校」として再スタートとなり、5月24日に、70名程の参加者のもと、その開校式が行われ、私も参加してきました。

校舎の中に入ってみますと、改装工事もされて、校舎内はとても綺麗になっていました。
開校式が始まると、まず㈱ECCの山口代表取締役社長がご挨拶をされ、その後、地元の来賓の方の祝辞があり、私も祝辞を述べさせて頂きました。

このECC学園高等学校は、通信制ということで、何らかの事情で全日制に利用されない生徒さんが学ばれる学校です。
是非、この高島の豊かな自然を生かし、また、いろいろと計画されているイベントなどを通じて、より一層人々の暖かさやふれ合いがなされ、このECC学園高等学校と生徒さん、そして地元や高島市の皆さんとが協力し合い、共存共栄しながら、素晴らしい教育の場として、ご活躍されますことを、心より望んでいます。

                         清水てつじ

| 2008年05月24日 | 活動日記 |

木質バイオエネルギー活用の政務調査

5月20日、木質バイオエネルギー活用についての政務調査に行ってきました。
現在、暖房に使われている燃料は、灯油・電気・ガスなどが中心となっております。しかし原油高騰もあり、これからは現在の暖房手段だけに頼るのではなく、平行して化石燃料に変わるエネルギーとして、CO2削減など、地球にやさしい有効な手段はないかと、間伐した木材を活用出来ないかと、調査に行ってまいりました。
最近、自然の余った木材を利用し、実際の炎を見ながら、またインテリア性もある薪ストーブや、ペレットストーブ(・・間伐材等を小さな粒状の木材ペレットに加工し、それを燃料とする・・)を愛用されている家庭もあると聞き、今回そのペレットストーブと、ペレットを作っている県内の事業所を視察いたしました。
まず、最初に彦根市南川瀬町の、関西産業㈱に寄せて頂きました。
この関西産業㈱は、環境リサイクルに関する事業をされておられる会社です。2年程前から、ペレットストーブの製造を手掛けられ、昨年プロトタイプを制作し、現在、様々な実用テストをしているところだそうです。

実際に、そのペレットストーブを見せて頂き、説明を受け、点火時に少し煙が出るくらいで、また、安全性さえ確保できれは、部屋で実際に炎を見ながら、暖をとれるのは、とても快適に感じました。

現在、あまり普及していない為、ペレットストーブのコストは、約30万から80万と高いようですが、これから普及すれば、値段も下がるのではないかと思います。
次に、犬上郡多賀町の大滝山林組合に寄せて頂きました。

ここは、森林資源を無駄なく活用しようと、木質ペレットも作っておられ、それを製造する機械を、実際に見せて頂きました。規模的には、最小規模の機械で、1時間で約30㎏の木質ペレットが出来るとのことでした。この大滝山林組合のペレットは、ほとんど地元で生産されたスギやヒノキで、原木のいい香りもしましたし、大変良質だそうです。

現在、このようなペレットストーブを、利用されている方も少ないため、ストーブ自体の価格も高価であり、燃料となるペレットを作るのも、採算が会わないのが現状ですが、需要と供給のバランスが合えば、採算も合うのでないかと思います。
環境を考える上で、資源を無駄なく活用することは、大変重要であります。また材料となる木材も、高島市には多くあり、新しい雇用などにも繋がることも考えられ、検討する価値があるのではないでしょうか。
本当に、限りある地球の資源の有効利用と、住みやすい環境のために、出来ることを、皆さんと一緒に考え、実行していきたいと思います。

                    清水てつじ

| 2008年05月22日 | 活動日記 |

C型肝炎訴訟説明・相談会が開催

5月11日(日)に滋賀弁護士会の主催による、C型肝炎訴訟説明・相談会が開催され、私も参加しました。
今年、2月議会に私が一般質問にて「薬害肝炎を含めた肝炎患者に対する県内の状況と今後の対策について」質問をさせて頂き、滋賀県弁護士会並びに、関係各位の皆様のご尽力のお陰で、今回のC型肝炎訴訟説明・相談会が開催されました。
私が相談を受けた方々にも、一歩前に進みました、と喜んで頂くことが出来ました。
その説明内容によりますと、特別措置法の救済の対象となる方は、
まず一つ目に、感染したと思われる時期が、昭和39年6月から平成6年までの間に、血液製剤の投与を受けた方。
二つ目に、血液製剤の投与が病院で確認できる方、もしくは裁判を通じて血液製剤の投与の事実が認定される方。
薬害肝炎の被害者は、全国で1万人とも言われ、滋賀県が1%とした場合、100人から200人とも言われています。
その中でお亡くなりになられた方や、インターフェロンで治っている方も、特別措置法の救済を受ける対象とされています。
薬害肝炎弁護団による相談窓口は、
    電  話: 06-6315-9988
   受付時間: 平日の正午から午後3時まで
                       となっております。
なお、写真は個人のプライバシーの関係上、省略させていただきます。
         

一日も早く、法律に基づく救済がなされることを、心から願っております。                     
                  清水てつじ

| 2008年05月15日 | 活動日記 |

「四高桜の碑」の横にある兼六菊桜

以前、ブログにも書きましたが、去る4月16日に全国でも有名な、樹木医の佐野藤右衛門さんにわざわざお越し頂き、高島市の萩の浜に植樹されている「四高桜」を診断して頂きました。 
その際に、「四高桜の碑」の横に植えられている一本しかない桜は、金沢の兼六園にしかない「兼六菊桜」の子孫だと、教えて頂きました。


先日、近所に住んでおられる方から、その「四高桜の碑」の横にある桜の写真を頂きました。
5月初めに、撮影された写真だそうです。
「兼六菊桜」は、一般的なソメイヨシノよりも、咲く時期は遅く、花弁数は約300枚程にもなるとされており、日本で最も花弁数の多い珍しい桜であると、佐野藤右衛門さんより、教えて頂きました。
この桜は、ソメイヨシノのような華やかさとは違い、なんとも言えない趣のある桜です。
これからも、この「兼六菊桜」を大切にして、皆さんとともに、末永くその姿を、楽しめればと願っております。

                         清水てつじ

| 2008年05月08日 | 活動日記 |

高島市勝野 大溝祭

5月3日~4日と、私の地元、高島市勝野の「大溝祭」に参加して来ました。
「大溝祭」は、日吉神社の春の例祭で、湖西地域随一の曳山祭であり、その昔旧高島町の大溝に、分部(わけべ)藩が、お城を構えていたことから生まれたお祭りで、江戸時代中期から行われていると言われています。


今年も、5基の曳山が、5月3日の宵山は夕方の5時頃から、夜の11時頃まで、5月4日の本祭は、午前9時頃に総門前(旧大溝陣屋正門)に集まり、午後4時頃まで、町内を巡行しました。

これら5基の曳山は、それぞれ豪華な天幕と胴幕、見送り幕が飾られており、いつ見ても、本当に豪華で美しいものです。この伝統行事を維持し、守り続けるのは、少子高齢化の中で大変なことだと、ご推察申し上げます。
今年も、大勢の見物される方々で、お祭りも大いに盛り上がりました。
トピックスとして、青森朝日放送のディレクターの藤原さんが、はるばるこの大溝祭の取材に来ておられました。
毎年8月18日から20日の三日間、青森県むつ市にある田名部神社の例大祭、「田名部まつり」が行われているとのことで、お話を聞いて見ると、その「田名部まつり」も山車祭であり、そのルーツがこの「大溝祭」とされており、それが田名部に伝えられたものと言われているとのことでした。
青森県むつ市は、むつ市と田名部が合併して、人口総数が約64,800人と高島市より、少し多い市民の方々がおられる市だそうです。
ディレクターの藤原さんと、いろいろお話させて頂き、類似した伝統的な山車祭が行われている市同士として、お互い市民レベルで交流出来ればいいですねというお話などで、大変盛り上がりました。
本当に伝統あるお祭りは、長くいつまでも後世に伝えていきたいものです。
私も、機会があれば是非、田名部まつりを見に行きたいと思います。
皆さん、来年も、高島市の大溝祭にも、是非お越し下さい

                       清水てつじ
                     

| 2008年05月05日 | 活動日記 |

マキノ町海津天神社 力士まつり

4月29日、マキノ町、海津天神社の春の例祭、力士まつりに行ってきました。

この力士まつりは、約300年前から始まったと言われており、その当時、廻船問屋で働く若者たちが、力士をまねて、腰に化粧まわしを着け、その美しさや華やかさを競ったのが始まりとされています。

午後1時過ぎに、ふんどしに化粧まわりを着けた若い皆さんが、2基のみこしを担いで海津天神社を出発し、海津・西浜の各町内をまわる渡御(とぎょ)が始まりました。

当日は、嘉田知事にも公務の合い間を縫って、見学に来て頂きました。
嘉田知事も、その伝統ある力士まつりの華やかさと、その力強さに驚き、そしてとても楽しんで頂けた様子で、見学されていた方々と一緒に写真を撮られたり、とても会場は盛り上がっておりました。

そして夜の午後8時頃、松明(たいまつ)の明かりに包まれ、お練りが始まり、まつりは最高潮に達しました。
当日は、地元に住んでいる同級生や知り合いのお宅に、お邪魔させて頂きました。
このおまつりは、どこの方でも歓迎して頂ける素晴らしい雰囲気があります。

またこの辺りは、ご存知の通り「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」として全国で5番目に、重要文化的景観に選定されています。
まさにこれは、素晴らしい景観とともに、地元の皆さんの人柄が、この町を造っているんだなあと、改めてこの地区の素晴らしさを、再認識した次第です。
また来年も、是非寄せて頂きたいと思います。
皆さんも是非、来年も力士まつりにお越し下さい。

                       清水てつじ

| 2008年05月01日 | 活動日記 |

瀬田川さらえに命をかけた太郎兵衛親子三代の偉業

高島市新旭町深溝の琵琶湖沿いの夕暮原に、藤本太郎兵衛の銅像が建っております。(藤本太郎兵衛親子三代の業績を讃え、平成15年3月に区民の方々の手で顕彰の碑を建立)


その昔、広大な琵琶湖は、太古の昔より、瀬田川しか排水路がなく、その周辺の人々は、たび重なる水害に悩まされてきました。
江戸時代後期、深溝村(現高島市新旭町深溝)の庄屋であった藤本太郎兵衛は、琵琶湖治水に命をかけ、立ち上がりました。
一代目太郎兵衛(直重)は湖辺の村々に、川さらえを呼びかけ奔走し、177ヶ村の取りまとめに尽力し、天明四年(1784年)幕府から瀬田川さらえが許可されました。しかし人夫の統制が取れず、工事は二年で中断となってしまいました。
二代目太郎兵衛(重勝)は寛政三年(1791年)に委任状を持ち、打ち首覚悟で単身江戸へ老中松平越中守定信に、川さらえの許可を得るべく直訴したが、取り上げられませんでした。
そして三代目太郎兵衛(清勝)は、親の意志を継ぎ、瀬田川下流の反対者の説得や、幕府への嘆願を続け、ようやく天保二年(1831年)念願の許可がおり、初代から50年の長い歳月を要した「天保の御救大浚え」と呼ばれる大事業を成し遂げたとのことです。
 ※ この時の竣工届によると、大工27人、人夫延べ約31万人、工事費等が7,654両(約2億5千万円)とされています。
親子三代に渡って、自分達が住んでる村のためだけではなく、多くの村々のために、私財を投げ打って、文字通り命をかけて偉業を成し遂げられたことに、心から感動をいたしました。
滋賀県が、全国でも水害が一番少ないと言われていますが、その治水の先覚者であり、私達が安心して住めるのは、この太郎兵衛親子三代のお陰だと言っても過言ではなく、改めて感謝するとともに、同じ高島に生まれた者として誇りに思う次第です。
 この偉業を後世にも長く伝えていきたいと、強く思います。

                   清水てつじ

| 2008年04月23日 | 活動日記 |

中江藤樹先生自筆「孝経碑」除幕式

4月20日、安曇川町上小川の良知館にて、藤樹先生生誕400年祭を慶福するため、先生自筆の「孝経碑」の除幕式が行われました。

この石碑は、約200名余りの方々の寄付によって、中国の山東省の曽子の誕生の地で産出した石材に、先生自筆の「白文孝経」をそのままに制作されたとのことです。
当日は、伊與田覚先生(論語普及会を設立、学監として論語精神の昇場の尽力されておられる)と村下好伴先生(現在、論語普及会の会長として論語の普及に専念されておられる)にわざわざお越し頂きました。
中江藤樹先生の教えが、広く教育に生かされ、我々も含め、より豊かな心を持った子供達が育ちますよう願っております。
また、ボランティアでの上小川の自治会の皆さんには、日頃からお茶の接待をして頂き、大変ありがたく思います。これからもよろしくお願いします。
全国の皆様、是非、良知館にお越し下さい。

                        清水てつじ

| 2008年04月22日 | 活動日記 |