清水てつじ事務所
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岐阜県庁と徳山ダムを視察

5月27日、28日と我が会派、対話の会・びわこねっとのメンバーで、岐阜県庁と徳山ダムに、政務調査に行ってまいりました。

一日目は、岐阜県庁に寄せて頂き、まず治水(ダム)行政について県土整備部河川課の担当の方から、説明をお聞きしました。岐阜県は、ご存知の通り、揖斐川、長良川、木曽川の大きな川があり、またそれぞれの川より住宅地が低いという地形も影響して、過去より数多く大きな水害が発生しており、岐阜県には多くのダムがあります。

次に廃棄物行政について、環境生活部から説明をお聞きしました。
岐阜県は、岐阜県廃棄物処理計画を策定され、具体的な数値目標を設定し、その計画の目標達成に向け、廃棄物の排出抑制、有効利用及び適正処理に努めるとともに、廃棄物情報の共有化を図り、県民、事業者及び行政が協働して取り組んでおられ、非常に参考となる内容でした。
次に森林(林業)行政について、林政部から説明を受けました。岐阜県は、国有林を含む森林率としては82%と全国順位2位の森林率となっています。
現在、岐阜県森林づくり基本計画によって進められており、効率的な森林施業、県産材の利用拡大などの施策が展開されています。

二日目は、総貯水量日本最大の徳山ダムに視察ということで、徳山ダム管理所に寄せて頂き、説明を受けました。この徳山ダムは、岩や土を盛り立てて造られた「ロックフィル型式」のダムであり、総貯水量は6億6,000万㎥、ダムの長さは427.1m、ダムの高さは161m(ビルにすれば40階ほど)、周囲は、びわ湖のなんと約半分で、総費用は、最終的には3,350億円とのことでした。


この徳山ダム湖の湖底には、かつて旧徳山村の集落があり、466世帯で約1,500名の方々が生活されていたとのことでした。


ダムを実際に見ると、そのスケールの大きさに驚きました。また徳山ダム管理所の方に案内頂き、エレベーターに乗って127m地下の水位低下用設備、放流利水放流設備のあるゲート室を見せて頂きました。びわ湖の最深部より深いと思うと少し緊張いたしました。

トピックスとして、今回我々に説明して頂いた水資源機構の担当の方は、なんと私の地元の高島市在住の方であるとお聞きし、びっくり致しました。平日はこちらで生活され、週末に高島市のご自宅に帰られるとのことで、本当にご苦労様です。


その後、大垣市内の輪中館に寄せて頂きました。ここでは過去の水害の様子などを写した写真や、水害から自分達の集落を守るための輪中(・・・集落や耕地のまわりに堤防を輪のように築いた・・)の様子が分かる模型などを見せて頂きました。またあるお宅にお邪魔させて頂き、平成14年の水害時に、浸水し、丁度私の腰の高さぐらいのところに浸水跡がくっきり付いてあるのを見せて頂き、改めて水害の凄まじさと恐ろしさを感じました。


今回の視察を通じて、非常に参考になった点もたくさんあり、今後滋賀県のために、有効に生かせていけるように努めたいと思います。

                       清水てつじ

| 2008年05月29日 | 活動日記 |