5月3日は憲法記念日
5月3日は憲法記念日です。憲法について思うことを述べたいと思います。
今の憲法9条では集団的自衛権は認められていないのが現状ですが、安部総理は集団的自衛権の解釈を、変えようとしております。今朝からも自民党、公明党、共産党のそれぞれの論客が討論をしておりましたが、私自身は今なぜ憲法を変えなければならないのか疑問に思っています。
昨日のNHK世論調査によると、「憲法を改正する必要があると思う」と答えた人は、28%。昨年より14ポイント減少。「改正する必要はないと思う」と答えた人は10ポイント増えて、26%となり、「どちらともいえない」が40%でした。憲法改正が「必要」と「必要ではない」という人がほぼ同じになりました。
また、憲法9条については「改正する必要はないと思う」と答えた人は38%で、「改正する必要がある」23%、「どちらともいえない」が32%でした。昨年に比べ、「改正する必要があると思う」が10%減り、「改正する必要はないと思う」は8%増えました。
このように、国民の意識が憲法を改正せずに憲法9条を維持するべき世論が増えたのは、最近の安部総理の外交問題に対して、特に中国、北朝鮮、韓国の関係が悪化しており、国民はこのまま憲法を改正して集団的自衛権も認められる状況になれば、それらの国との関係がさらに悪化し、一触即発のような状況になるのではないかと心配します。
世界が、特に隣国が安定した状態であれば国民はそのような心配はしませんが、今の状況は大変厳しく見ている方が多いのではないと思います。この平和で豊かで民主主義が通る国は今の憲法のおかげではないでしょうか。ある程度の防衛力や自衛隊を確保することは必要ですが、アメリカが負担している軍事力を、アメリカの都合で日本に求めているようです。
関係ないかもしれませんがTPP交渉もアメリカの言いなりで、農産物を中心に医療など、日本の国益はどんどんと疲弊してまいります。たぶんメリットのあると言われている輸出関連の自動車や電気業界にはそんなにメリットはないと思います。昨日も書きましたが、新しい産業として原発と武器輸出が進めば大変なことになると思います。
清水 てつじ