高島市立高島小学校統合50周年記念式典
私の母校である高島小学校が、4つの小学校が統合して、今年50周年を迎えました。
小学校3年生の時に、はじめて新校舎を見たとき、当時にはなかった建物で、鉄筋コンクリート3階建てで、大変驚きました。
小学校は、常に地域と密着しており、小学校が移転することは地域にとって、そう簡単に理解出来るのもではなく、当時の教育委員会や町長(私の父)は地域の皆さんを説得されたと思います。
それまでの4つの小学校は木造建築で、冬になると隙間風も入って来て寒く、ストーブはだるまストーブで、お叱りを受けますが一番嫌だったことは、トイレがぽっとん便所で、おつりが帰ってくることがいやでした。
いじめ問題においても、いじめる子もいましたが、それを助ける子どももいて、上手くバランスが取れており、子供の喧嘩に親が出るのもではないという風潮がありました。
また、先生は怖くて、職員室まで呼び出されると大変緊張したことを覚えております。
このような話をしても、今の子ども達は理解出来ないと思いますが、久々に小学生の前で、ご挨拶をさせていただき、これから小学生の子ども達が、明るく元気で健やかに成長してほしいと願っております。
50年経過して、同じ市内のマキノ北小と今津西小が、ようやく統合されます。当時よりも格段に生徒数が減少しております。今後、更に少子化が進む状況です。小学校の統合は子ども達のためには必要だと思います。
保護者や地域の皆さんのご理解をお願い申し上げます。
清水 てつじ