清水てつじ事務所
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2月定例議会閉会 嘉田知事三選出馬明言避ける

 218日から開会されました2月定例議会は、来年度予算や条例案件など35日間に亘り開催され本日閉会しました。
 平成26年度は、久々に大型予算になり、知事の未来への投資としての強い意欲を感じております。また、10年後の2024年の二巡目国体に向けたスポーツの力や、今年生誕100年を迎える糸賀一雄先生の滋賀県の福祉の伝統から生まれた芸術「アールブリュット」など、スポーツと文化の10年に向けて基金も造成されました。
 特に昨年9月議会、11月議会などで継続審議となっておりました日本で初めての川の中と外での対策「多重防護」の仕組みである「滋賀県流域治水の推進に関する条例」も議決をされました。
 県当局におきましては、この条例を通じて、住民の皆さんが安心安全になるよう河川整備をはじめ取り組んで頂きたい。
 
 さて、テレビカメラや取材人も多数こられ、注目されておりました嘉田知事の三選出馬表明の件ですが、残念ながら出馬表明の明言はありませんでした。
 知事の言葉を引用させていただくと「地方自治の経験や実績を踏まえて、未来にむけてもっとも県民の皆さんのお役に立てるのか、満足度の高い政策をできるのか、いましばらくお時間をいただき、広く県民の皆さんとの対話の場をもうけ、『虚心坦懐』にご意見を伺い、熟慮させていただきたいと考えております。」との発言がありました。
 私どもとしましては、いつごろ出馬表明をされるのか分かりませんが、是非三選目を目指されることをおおいにご期待を申し上げます。


※「虚心坦懐」とは、わだかまりが無くて、さっぱりした心(で物事に接する様子)。
 

清水 てつじ
| 2014年03月24日 | 活動日記 |

高島びれっじ 春フェスティバル “高島の春”

 本日は絶好の行楽日和に恵まれ、私の地元の高島市勝野にある「高島びれっじ」で、春フェスティバル“高島の春”が開催されました。
 春フェスティバル“高島の春”は、マチづくりとりあえずきばる隊の主催で、歴史ある長屋や蔵を活かして様々なお店がある「高島びれっじ」を舞台に、今回初めての開催となりました。
  

 ガーデンステージでは、~親子で楽しむゆかいな音楽~ミュージックライブや、みんなで楽しむヨガ教室、また屋内のアビリオステージでは、ギター弾き語りやJAZZ・ボサノバの演奏や津軽三味線の演奏など、多彩なステージが繰り広げられ、皆さん春の音楽を楽しんでおられました。
 

 他に、アクセサリーや紐の飾りづくりなど、お子さんも楽しめるコーナー、そしてオーガニック焼き菓子、焼きそば、地元特産のお漬物なども販売されておられ、市内の方はもちろん、遠方からも多くの方々が訪れてくださり、会場は活気に溢れ、大変賑わっておりました。
 

 また、大阪から高島市に引っ越して来ました、という若いご夫婦にもお出会いすることが出来、大変嬉しく思いました。
 そして、会場で市内の方とお話をしておりましたら、「こんな風情のある場所と初めて知りました。まるで京都のような雰囲気」とおっしゃっておられ、今回の「高島びれっじ」でのフェステイバル開催のお蔭で、あらためて歴史と風情のある「高島びれっじ」を再発見出来たのではないかと思います。

  

 今回のイベント開催に携われました関係者の方々に感謝を申し上げますとともに、今後も是非このようなイベントの開催にご尽力いただき、「高島びれっじ」と地域を盛り上げていただきますことをお願い申し上げます。
 
      清水 てつじ

 

| 2014年03月23日 | 活動日記 |

ギャラリー藤乃井 開設15周年特別展

 高島市安曇川町田中にある画廊「ギャラリー藤乃井」さんが、オープン15年目を迎えて、昨日21日から25日までの5日間、特別展「個から輪への彩々展」を開催されておられ、今日、私もお伺いさせていただきました。
 

 

 元造り酒屋だった伊藤邸を改装し、家の一角にギャラリーを造られ、現在、世帯主の伊藤千津子さんが、月に一回のペースでいろいろな展覧会の開催をされておられます。毎回地元をはじめ遠方からも、多くの方が展覧会を見に来られ、いつも「ギャラリー藤乃井」さんは、温かくて楽しい雰囲気に包まれており、高島市内のホットスポットにひとつとなっています。

 伊藤さんは、「ギャラリーを通じて大変多くの人たちと知り合え、そして出来た絆は大きな財産です。」とおっしゃっておられ、その想いは、きっとギャラリーに来られる方々も同じではないかと思います。

 
  



 

 また今回の特別展は、各作家ご自身が値を付けられ、その売り上げの半分をユニセフ募金に寄付されるとのことで、まさに人との出会いと絆を大切にする今回の素晴らしい企画に対しまして、心から敬意を表します。

 

 また、ギャラリーでは東日本大震災により、福島第一原発の半径20キロ圏内に位置する富岡町から避難され、現在高島市に居住されておられる青山さんにもお会いしました。青山さんにお聞きすると、現在も富岡町は2013315日の警戒区域の再編により、3分の1が帰宅困難区域、3分の1が居住制限区域、3分の1が避難指示解除準備区域に設定されているそうです。まだまだ復興・復旧は進んでいないのが現状であり、あたらためて原発事故の恐ろしさと、脱原発そして再生可能エネルギー推進の大切さを痛切に感じました。

 

 今回の「ギャラリー藤乃井」さんの特別展の開催は、25日(火曜日)までで、時間は午前10時~午後530分とのことですので、是非ご来場してください。良い出会いがあります。

 

      清水 てつじ

| 2014年03月22日 | 活動日記 |

公共事業の入札について

 先月、大津市の職員が入札情報を不正に建設会社に漏らしたなどとして、公契約競売妨害の疑いで担当職員と建設業の方が逮捕されたのは記憶に新しいと思います。
 それ以外にも大津市では、公共事業の入札の件で、職員逮捕が相次いでおります。
 毎日新聞の情報公開請求によると昨年までの三年間に、大津市が発注した予定価格1億円超の大型土木工事入札13件のうち、5件が最低制限価格と同額で落札されていたそうです。例えば、82日の小学校耐震改修工事は、最低制限価格が2億4571万4286円、落札価格と同金額で、1円単位の端数まで一致していた。専門家によると余りにも不自然と指摘されております。
 大津市の契約検査課は、「利用者の生産技術が向上しており、材料単価など詳細に分析すれば最低制限価格に近い金額を推算することは可能」と説明されたそうですが、この説明によれば、市の使っているソフトと業者の使っているソフトが同じだと認めていることになり、また、大手建設業者幹部は、「積算ソフトの予測精度が上がっているのは確かだが、こんな高い確率で的中することはありえない。」と言われており、漏洩されたと言われても仕方がありません。
 このような事をしていれば、真面目に一生懸命やっている建設業者にとっては大きなイメージダウンで誠に気の毒です。
不正入札は、絶対に許されませんが、建設業も地元の大事な中小企業でもあり、防災に対しても大変ご協力いただいているのも事実です。
 
 台風18号により地元の建設業の必要性を強く感じており、地元の建設業が地元の仕事を取れる仕組みを検討すべきです。また、資材の高騰、専門職不足、入札制度も見直さなければならないと思います。
 
    清水 てつじ
 

 

| 2014年03月19日 | 活動日記 |

防災・エネルギー対策特別委員会

 昨日は、長年に渡り、朽木地区消防団でご活躍いただいた宮田均様の叙勲パーティーに出席させていただき、お祝いを述べさせていただきました。これからの宮田家のご繁栄と奥様ともどもご健康にご留意いただきますことを願っております。
 
 今日は、10時より防災・エネルギー対策特別委員会が開催されました。
 
    
 
 一つ目に「再生可能エネルギーの現状と取り組みについて」は、固定価格買取制度開始後、認定出力約27kwで、買取制度開始前から比べると4倍近い水準で進んでおり、これは、住宅78000戸に相当する容量です。
 来年度の買取価格は、太陽光発電では10kw未満で37円、10kw以上で32円(税抜)に下がりました。水力と風力は同じ買取価格です。
 滋賀県も個人住宅用太陽光発電システムの補助も、今年度は上限7万円で1000戸、26年度は上限5万円に下がりますが、1000戸分確保しております。
 
 二つ目に「滋賀県地震被害想定」が発表されました。
 特に、私の地元の大津市南部から高島市北部までの琵琶湖西岸断層帯の報告をさせていただきます。
 今回、琵琶湖西岸断層地震による被害概要として、大津・南部・高島地域で震度7.6強で、様々なケースがありますが、死者数は最大2200人、負傷者は最大21000人、建物全壊39000棟、半壊84000棟、地震火災による焼失は最大3800棟の報告を受けました。
 もし、防災対策の徹底による減災効果の試算をした場合、死者数は約350人、負傷者数は最大約6000人、全壊戸数が最大約9200戸、半壊が約28000戸と大幅に削減されます。まさに備えあれば憂いなしというように、日頃の準備が必要だと思います。

 

清水 てつじ
 
| 2014年03月17日 | 活動日記 |

告発小説 『原発ホワイトアウト』

 先日友人から、告発小説「原発ホワイトアウト」という本を読んではどうかと勧められ、注文していたところ、先程届きました。
 ネットによると、この小説「原発ホワイトアウト」は霞が関現役官僚による内部告発小説として18万部販売され、2013年のベストセラーになりました。著者は若杉冽という方です。

 原発再稼働を検討している電力業界、経済界、政界のトライアングル、すなわち原子力村を克明に描いた内容になっており、明らかに現役官僚が書いたのではないかと言われております。
 ネットによると、登場人物として脱原発を訴える山下次郎「山本太郎参議院議員」、原発利権の存在について指摘する与党内で、一匹オオカミとして戦う山野一郎「河野太郎衆議院議員」、東京電力に対して、事故が発生した場合の安全対策不備を追及していた新崎県・伊豆田知事「新潟県・泉田知事」など、思わせる人物名が登場しているそうです。
 
 著者の若杉さんは、「内幕を見ている自分は世の中に真実を伝えなくてはならないとの思いから書いた。多くの人が読んで、怒ってほしい」と言われたそうです。
 
 今年の7月知事選挙があります。嘉田知事が立候補された場合は、脱原発が争点になるかも知れません。この本を読んで、また報告をしたと思います。
 
     清水 てつじ

 

| 2014年03月16日 | 活動日記 |

滋賀会館60年を写真で紹介しております。

今日は、本会議があり、平成25年度最終補正予算の委員会付託と本会議採決がありました。
 
 さて、滋賀会館をご存知でしょうか。平成生まれの方は、ほとんどなじみが薄いかと思います。
私自身は、子どもの頃、こんなすごい建物があるのかと驚いた記憶があります。その滋賀会館が、60年を写真で滋賀県庁3階 記者室の前の廊下に展示してありました。


 滋賀会館は、滋賀県最初の複合文化施設として1964615日にオープンし、当時西日本随一と言われていました。会館当時は、音楽・演劇・講演会・結婚式場もあり、映画館や図書館、地下名店街など県民生活に寄り添った施設でした。
 2008年に大ホールが閉鎖し、20103月に文化施設としての用途を廃止されました。そして、昨年9月末に完全閉鎖になりました。
 4年前の文化施設としての条例廃止のときは、存続するか廃止するかで県民を巻き込んで相当な議論があったことを覚えています。
NHKの売却が決まった際、資料整理で見つかった滋賀会館の古い写真が、現在展示されています。

    
 2018年度にNHK大津放送局が跡地運用を始められます。
 今は、寂しくなりました大津駅前周辺ですが、このNHK大津放送局の進出を機会に、昔の賑わいが戻ってくることを願っております。
 

清水 てつじ
 
| 2014年03月14日 | 活動日記 |

医療対策について

 医療対策で気になったことを報告させていただきます。
 先日予算特別委員会で、蔦田議員の「遠隔病理診断体制整備事業について」の質問に、病院事業庁 成人病センターの笹田総長が答弁をされました。
 この制度は、がん対策で、現在がんは、2人に1人なるとされおり、更に10年後には4人に3人近くが罹ると言われております。
 このがん対策は、極めて重要な課題で、どこに住んでいても、どこの病院でも均等に病理診断が受けられるようにしなければなりません。しかし、専門医不足や住んでいる地域によっては、医療格差があるといわれております。
 そこで遠隔病理診断体制整備事業により、現在、不足している専門医を解消し、病理診断に要する時間を短縮することができ、また、病理診断レベルを向上させることが出来るとの事です。
この取り組みは、全国で始めて実現したものであり、平成26年度には、10の病院とのネットワークを予定しておられ、今後さらに進化することを大いに期待しております。
 
 県議会の難病議連で、難病対策の改革について患者さんと執行部と、厚労省から西嶋康浩氏をお迎えし、勉強会をさせていただきました。
 現在、難病指定は56疾患しかなく、将来的には300疾患を目指しておられ、患者数も平成23年度には約78万人ですが、平成27年度には約150万人に増加するそうです。
難病の医療費も年々増加し、全国で平成12年度約492億円(国庫補助が約226億円)、平成25年度約1342億円(国庫補助が約440億円)となっております。
 しかし、現状は、難病指定がまだまだ進んでおらず、指定されていない難病で多くの患者さんやご家族が、大きな負担をされておられます。これは、国の制度改正が遅れていると強く感じております。そして、難病患者さんが治癒する薬、また、医療が確立されていないのも多くあります。
将来、多くの難病が指定され、医療体制が充実できるように進めなければなりません。
 

清水 てつじ
 
| 2014年03月13日 | 活動日記 |

知事選挙について

 昨日は、三日月大造代議士が滋賀県知事選挙へ出馬の意向を示されました。そこで、私も各新聞社からコメントを求められましたので、現在の私自身の率直な考えを述べさせて頂きました。
 今朝の新聞各紙に私のコメントが掲載されていましたが、同じ事を喋っているつもりですが、各社によって報道のスペースの関係もあり、取り上げ方が異なっていました。
 私自身は、今回の知事選挙に、国政の対立軸が地方に持ち込まれることに違和感を覚えます。お二人ともに、無所属での立候補であっても推薦に至った背景や政治活動の経歴を考えますと、どうしても国政の対立軸の構図に映ります。
 国の政策は、滋賀県にとって取り入れた方が良いものと、そうでないものがありますが、常に県民の声を聞いて、県が主体的に判断しなければならないと考えます。
 嘉田知事は、県全体、県民のことを第一に考え、様々な角度や視野から総合的に判断し、国に対して言うべき事は言い、要望するものは申し入れ、また、国の意向も尊重しながら滋賀県政を進めてこられました。
 現在のところ、嘉田知事は、知事選出馬の表明はされておられません。しかし、知事としての28年の間に、医療、介護や福祉、教育、琵琶湖の環境、防災、経済雇用、そして、原発に依存しないエネルギー政策など、精力的に取り組まれてこられました。ところが、未だ道半ばであります。
 県民のためにしっかりとした政策の成果として仕上げていただくためにも、三選に向けた意志表明をしていただきたいと思います。
 私個人としては、いかなる状況になろうと、嘉田知事に変わらぬ支援をしてゆく所存です。
 

清水 てつじ
| 2014年03月12日 | 活動日記 |

震災3年 私は絶対に忘れない

 昨日と今日は、地元高島市は雪景色となりました。県庁に来ると雪はなく、いつも別世界であります。
     

 今日は、3年前東日本大震災が発生した日でもあります。私自身は当時特別委員会の委員長をしており、議事を途中で中断し、当時は何が起ったのか全くわからず、次から次へと信じられない情報が入ってきたことをしっかりと覚えております。
 1446分には、会派の控室で県の職員さんや議員の皆さんと一緒に、お亡くなりになられた方や、行方不明になられた方に対して哀悼の意をし黙とうを捧げました。
 被災者の皆様にとりまして、3年間は様々な人生があり、未だに現実を理解しておられない方もおられるのではないかと思います。
 先日報道番組で、岩手県大槌町の高校生の皆さんが大槌町の将来について提案をされました。その提案は、大変素晴らしい内容で、聞いておられた大槌町の町長さんはじめ執行部の方が大きく評価をされ、平成26年度の大槌町の施策として採用されました。
 高校生の皆さんや中学生の子ども達の、自分たちのふるさとに対する復興の意欲や、自分たちの町のために役に立ちたいという思いが、強く伝わって参りました。私は、この子供たちが、このようなふるさとに対する強い思いをお聞きすると、必ず東北は復興できると強く感じます。
滋賀県も現在、発生直後から3年経過しました。福島県へ9名、岩手県へ1名、職員を派遣しております。まさに東北の復興なくして、日本の復興ないと断言できます。
これからも皆様と出来るご支援をお願い申しあげます。
 

清水 てつじ

 
 

| 2014年03月11日 | 活動日記 |