国道303号除雪作業中大型車脱輪事故の件
平成24年11月議会で、国道303号除雪作業中大型車脱輪事故の損害賠償請求控訴事件の判決結果について、
この件は、平成23年1月27日午後2:45頃に私の地元の高島市今津町保坂地先で、停車中の除雪車等を避けて原告者の大型トラックが路側に寄ったおりに、側溝に脱輪し、トラックに損害が起こり、県に対して約140万円の告訴があり、県側は一審では敗訴しましたが、平成24年11月に控訴し判決が平成25年3月28日に控訴破棄という結果になりました。
そこで、上告するかどうか検討されましたが、憲法違反や最高裁の判例に反するに該当するとは言えない為、上告はしないとの事です。
この説明を聞いて思いました事は、1月という季節を考えると私の地元では、雪の季節ですので、当然全タイヤがスノータイヤまたはタイヤチェーンを付けるのが当たり前です。説明を聞いているとこの運送会社は普通タイヤで、もちろんチェーンはつけておらず、荷物も満載しているのであれば、スピードは出さなくてもハンドルを切るだけで雪道は横滑りもあります。
このような観点から、県側の瑕疵はほぼ無いのではないかと思います。今後いくら管理者が注意をしても運送側にも雪の季節にはスノータイヤの脱着など十分に配慮をしていただけなければ、同じような事が起こる可能性は高いです。
なお、賠償金については全額道路管理者損害賠償責任保険が適用されますので、県の負担はないそうです。
303号線は事故の多い国道です。特に冬の時期は運送会社の方にお聞きすると気を付けなければならないとおっしゃてました。これからも303号線の国道整備にはよろしくお願いします。
清水 てつじ