清水てつじ事務所
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対話の会・しがねっと 福井県視察 その1

 福井県と言えば、私は東尋坊、越前海岸、カニ、そして原発とイメージしますが、皆さんはどのように想像されるでしょうか。
 ところが福井県の方にお聞きをすると、上記以外で「恐竜博物館」と答えられます。そこで私どもの会派として、このたび滋賀県は琵琶湖博物館のリニューアルが検討されておりますので、視察に行ってまいりました。

 

 琵琶湖博物館は、来年度で会館して15年目を迎えます。来館者数は当初約50万人だったのが、平成23年度では約37万人に減少しているため、リニューアルの計画があります。滋賀県として、琵琶湖博物館の入館者増加のために、どのようにすれば良いのか研究してまいりました。
 まず、福井県立恐竜博物館について紹介させていただきます。
この博物館は福井県勝山市に所在し、当初はまわりは何もないところでしたが、昭和60年にこの近くで恐竜の化石が見つかり、それ以後大規模に調査を進め、いまだに新しい化石はどんどんと発掘されているそうです。

  

 そこで福井県は、平成12年度に地上3階、地下1階で、約140億円の巨費を投じて、県立恐竜博物館を建設されました。
 一般的に博物館と言えば、教育委員会所管でありますが、現在の西川知事により、平成21年度に構造改革により観光営業部に移管し、営業力強化とブランド力向上など、また積極的にアメリカから「カマラサウルス」の購入など、福井県の新しいブランドとして事業展開され、オンリーワンとして支持をされ、年間約60万人以上のお客様が来られています。

  

 この博物館の相乗効果により、越前鉄道やコミニュティバス、地元の雇用、地元の食材、お土産など、経済効果が約30億円あるそうです。
 本来なら、琵琶湖博物館のように入場者が減少するのが普通でありますが、この博物館は近年急激に入館者が伸びております。まさに福井県の新しいブランドです。
 皆さん、是非一度は見に行かれてはどうですが。
 
      清水 てつじ

 

| 2014年01月31日 | 活動日記 |