風疹猛威
ようやく国会では、憲法96条改正の論戦が始まりました。単純に解釈すると賛成が自民・維新・みんな。慎重反対が民主・公明・共産・生活。という構図になりました。
党として、それぞれ事情があると思いますが、国民を巻き込んだ議論をしていただきたいと思います。議論は始まったばかりです。参議院選挙の大きな争点になりそうですが、私自身の考えは先日もブログで書いたように、憲法96条改正は反対です。
昨日、NHKで報道されていましたが、今年は風疹の猛威で早くも患者数が全国で5000人を突破したそうです。同時期によると去年の38倍で厚労省によると、免疫を持たない人が多い20代~40代を中心に、ワクチン接種を呼びかけているそうです。理由は1980年~1990年代、国のワクチン行政で後遺症がその時期に多く発生し、そのために明確な方針を出してこなかったことに原因があります。
それが、20代~40代の方が過去のワクチン接種率が低かったことで、この年代が十分な免疫を持っておられないそうです。
特に、この年代は出産時期と重なっており、自治体によっては妊婦やその夫に限定し、ワクチン接種の補助も出しているそうです。妊婦さんが風疹に感染すると、赤ちゃんに影響があり、特に気を付けなければなりません。
滋賀の風疹患者数は、4月末現在で25人おられ、夏にかけてさらに患者が増える可能性があるとのことです。
日本は、ワクチン行政が諸外国にくらべて大変遅れており、予防接種の国の公費負担もおたふく風・水ぼうそう・B型肝炎・肺炎球菌など、公費負担はありません。それに比べ諸外国は国がある程度強制的にワクチンの接種を公費負担で、進めておられます。
特に、アメリカの年間風疹患者数は10人だそうです。
ワクチン行政は国の所管ですが、県や市町は強く国に対して申し入れをしなければなりません。
清水てつじ