清水てつじ事務所
高島市勝野129-3 
TEL:0740-36-2077
FAX:0740-20-5531
地図はこちら

流域治水シンポジウム

 今朝の読売新聞に、県流域地治水方針を巡る市長会からの要望書について、二重であったことが報道されていました。
市長会からの要望書は、16日に滋賀県自民党と知事に対して要望書が出ており、我われ対話の会と民主党などには、19日に提出されました。しかも内容が新聞の通り大事な3行が削除され、この3行によって自民党や公明党は継続審議されたと討論されました。
知事も最終日の挨拶で、この継続審議を真摯に受け止め、市長会にも説明していきたいと挨拶をされました。
その状況を受け、
本日、コラボしがで、流域治水シンポジウムが開催され、群馬大学の片田敏考先生が「命を守る防災」について講演がありました。
片田先生は、岩手県釜石市の小学校、中学校の防災教育を7年間にわたり指導されました。今回の震災で、釜石市の奇跡といわれているのは、釜石市の小学生1997人、中学生990人のうち、津波の犠牲になったのは、たった5名で、しかもその5名は津波襲来時において、学校管理化でなかった子ども達でした。
今回の講演は大変奥が深く、言葉で皆様に報告するのは難しいですが、簡単に報告します。
片田先生の防災に対する教えは、感動できるほどの内容でした。それは、住民は防災行政より守られているという過信があり、あの防潮堤があれば大丈夫、ハザードマップの浸水想定区域外だから大丈夫、危ないときは行政が避難せよと言ってくれるから大丈夫、そのような油断が多くの犠牲者を出したのではないか。
釜石市の子ども達は、避難三原則を当たり前のように実行されました。
その三原則とは、
1、想定にとらわれるな。 
2、最善を尽くせ。
3、率先避難者たれ。
子ども達は忠実に実行し、中学生が主になって小学生や保育園児、そしてまわりのお年寄りの方を先導して、一緒に避難しました。幼児は中学生が背中に背負い、坂などリヤカーで足の悪いお年寄りの方を運んだりしたそうです。それにより多くの人命が助かりました。
もしハザードマップの通り避難をしていたら、多くの子ども達やお年寄りの方が犠牲になっていました。この話を聞いていると、身震いがしたぐらいです。
ハザードマップを出したら地価が下がるという時代があったが、今はリスクを隠すことは大きな責任であると言われました。
また和歌山県の危機管理監の宇恵さんは、和歌山の串本町に6分で津波の第一波がくるため、逃げられない場所を公表し、避難度が必要で津波避難ビルタワーを作り、リスクを住民に公表する対策を講じておられます。地価の下落の問題よりも、住民にリスクを公表することが大切です。
     清水てつじ
    

| 2011年12月24日 | 活動日記 |