清水てつじ事務所
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インクルーシブ教育についての学び

 今日は、「滋賀の障害児教育をよくする会」(スマイルの会)主催の映画会がアクティ近江八幡で行われ、参加してまいりました。大阪市住吉区にある大空小学校での、実際の教育現場を取材された「みんなの学校」の映画を見せていただきました。この映画は2012年の1年間を取材したドキュメンタリー映画です。

 これは、日本の障害者教育はセグレーション(分離教育)障害のある子どもとそうでない子供が分かれて教育を受ける状況でした。

 しかし障害児を持つ保護者の皆さんにとっては、出来る限り地域の普通学校を望んでおられます。2013年に障害者差別解消法が成立し、学校教育法が一部改正されました。それによりセクレーションからインクルージョン(包括教育)すなわち分ける教育から分けない教育への転換を図らなければならないようになりました。しかし現実は大変厳しい状況です。それを克服し素晴らしい成果を上げられたのが、本日映画の舞台になりました大阪市立大空小学校です。

 実際の教育現場の様子が映画化されているのもので、校長先生をはじめ先生方、そして地域のボランティアの皆さんが一緒になって子供達のために一生懸命正面から向き合い、障害児の生徒や不登校など、課題のある生徒たちに大変熱心に教育に取り組まれ、全国から注目される成果を上げておられます。「学校が変われば、地域が変わる。そして社会が変わっていく。」を合言葉に取り組まれた素晴らしい教育です。

 滋賀県も2005年に障害者の子供さんが1290人が、2015年には2222人になったそうです。県もしっかりとこの現状を踏まえ、取組んでいただきたいと思います。

 

   清水 てつじ

| 2015年09月26日 | 活動日記 |