清水てつじ事務所
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里山水辺再生フォーラム開催

8月29日に里山水辺再生フォーラムが新旭の高島地域地場産業振興センターで開催されました。これは、「カバタ文化」を本でよみがえらせた水と文化研究会事務局長の小坂育子さんが「台所を川は流れる」という著書を発刊され、その記念イベントとして、針江生水の郷委員会が主催で「里山の水辺くらし」と言うテーマで嘉田由紀子滋賀県知事、今森光彦さん(写真家)と小坂育子さんとで対談が行なわれました。

フォーラムが終わった後に、どのように思われたかお聞きしましたところ、「滋賀県は都会でもなく中途半端な田舎で、それが良さであり、自然も多く残りそれが生活の中に活かされ、住民がそれをしっかりと守ろうとしている。嘉田知事が言っておられた琵琶湖の水環境や魚、田んぼを守るには、行政の縦割りでは出来ない、横に風穴を開けることが求められている。それを今の知事はやろうとしておられると感じました。」と言われました。
まさに、理屈や条例によって出来ない理由を言うのではなく、現実的な生活に合った形にすべきだと思いました。そして、今日のフォーラムで初めて嘉田知事の話を聞いた方は感激されておられました。
また、午前中には、戦後初めて近畿4知事が揃って琵琶湖淀川水系の丹生ダム視察が行なわれましたことは、画期的なことと思います。現在、丹生ダムは工事が7年間中断している付け替え道路など、将来計画が決まっておらず、投じた予算は560億円費やされたそうです。
今まで国が行なうことに地方は財源も情報もなく、口を出すことができませんでした。まさに地域主権が進もうと言う中、国も現場の意見を十分に反映すべきだと思いました。

              清水てつじ

| 2010年08月30日 | 未分類 |