清水てつじ事務所
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日本はなぜ、世界一がんが多いのか 中川恵一氏から学ぶ

 今日は久々に公務はありませんでしたので、のんびり出来るかと思っておりましたが、朝から県庁に行き広報誌の原稿作成や、地元の要望対応など、そして夜は知り合いの方のお通夜に参列するなど、あっと言う間に1日過ぎました。
 
 先日、日本経済新聞に「日本国民の半数が、何らかのがんを発症する世界一のがん大国です。」との中川恵一氏のコラムを読みました。
 中川氏のお話によると、日本は世界で最も長生きの国になりましたが、日本は世界一がんが多い国で、先進国の中でがん死亡数が増え続けているのは日本くらい、と言われています。
 中川氏によると、がんを防ぐ手立ては、タバコは吸わない、お酒は控える、運動する、がんになった場合でも、出来るだけ早く見つけることが必要で、そのキーは検診です。
 日本人はこれまで、がんに備える部分に関して、全く教育を受けて来ませんでした。
 
そこで中川氏は、全国の中学校に出向き、「がんの授業」を実施されており、「子ども達にがんの予防や検診の重要性」、「がんとの向き合い方」を教えておられます。
 その授業により子ども達は、「がんは生活習慣が原因のひとつ考えられる病気」、そして「予防が出来る病気」と受講後には大半が理解をされ、89%の生徒が「家族にがん検診を受けるように進める」と回答し、半年後には48%が実際に勧めた、と子ども達は答えたそうです。まさに、子どもから親への「逆世代教育」。
 
私自身を振り返ると、仕事柄生活は不規則で太り気味でしたが、喫煙もしませんし、朝は適度な運動もしておりました。まさか私自身が「がん」になるということは全く考えられませんでした。
改めて、子どもの時から、がん教育を受けることは大変重要なことです。
 
県議会の本会議で、「がん」を告白したことで、ご自身ががんになられた方や、ご家族ががんで亡くなられた方から、多くの励ましのお言葉も頂いております。
今、私がすべきことは、「がん予防」はどうすべきか、「がん」になったらどう対応するかを、しっかりと勉強しながら、「がん対策」に取り組んでいきたいと考えております。
 
   清水 てつじ

 

| 2014年10月07日 | 活動日記 |