全国学力テスト第1位 文教警察常任委員会 秋田県視察その1
毎年行われる全国学力テストで、トップの成績をおさめておられる秋田県に雪の多い1月ですが、秋田県議会に視察に行きました。
秋田県は、昭和39年度に行われた全国学力テストでは40位前後で、しかも中学3年生は、市街地はよく農村部は悪い地域間格差があったそうです。しかし近年は、小学校6年生と中学校3年生は全国トップの位置におられます。
なぜトップの位置におられるのかと検証しますと、伝統的な秋田の家庭学習が定着しているのと、平成13年から少人数学級を推進されたからではないかと思います。
現在は、小学校1年から4年生まで、中学校1、2年生は30人学級です。県費も1年に4億円から多い年で13億円の予算規模を確保しておられます。
他に学校教育に取り入れておられることは、
①朝読書(15分間)を設ける。小学校97.4%、中学校99.2%
②学力向上支援Webサイトによる単元評価問題(1回15分)
③学習状況の調査の活用
④教育専門監による先生の人材教育
学力テスト前に猛特訓してテストに望んだ状況ではなく、普段からの学習が自然なかたちでこのような結果を生んだと思います。
昨年の9月に日本の建築家の安藤忠雄設計で、東北で始めて県立の美術館が建設され、しかも県民のことを考え、夜にも鑑賞でき、年中無休の美術館に視察に行きました。秋田県にゆかりのある藤田嗣治氏(1886~1968)の絵画の作品展が開催されておられました。
夜は、秋田名物「きりたんぽ」で夕食を頂きました。
清水 てつじ
| 2014年01月23日 | 活動日記 |