清水てつじ事務所
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厚生・産業常任委員会 県内行政調査

8月10日、厚生・産業常任委員会の県内調査に行ってきました。
まず10時から、滋賀県がん対策推進計画案の協議会があり,現在、滋賀県では、滋賀県がん対策推進計画を検討中であります。
今現在、全国でがん拠点病院が決まっていない都道府県は、北海道、香川県、そして滋賀県の3つとなっています。
「がん」は昔は不治の病と言われていましたが、今は早期発見により治ることが出来るようになり,そのためにも、早急にがん拠点病院を決定し、がん対策推進計画を、進めていかなくてなならないと考えております。
まず最初に、滋賀県立成人病センターに、視察に寄せて頂きました。
この成人病センターには、県内に3台しかない「PET」の設備があり,今までは、CTやMRIだけでしたが、それ以上にきめ細かい詳しい検査が出来る「PET検査」は、がんの早期発見に非常に有効な設備とのことです。

また化学療法室の視察、そして緩和ケア病棟の視察もさせて頂きました。
設備も新しく、非常にアメニティの良い設備で対応されておられました。

最後に滋賀県立成人病センターの企業長より、何卒、がん拠点病院としてお願いしたいとの依頼がありました。
続いて、滋賀医科大学に寄せて頂きました。
ここは知り合いのお見舞いに行ったことはありましたが、病院の中の説明を受けたりするのは初めてでした。テーマは医師確保対策です。
特に、私の出身の湖西、湖北、東近江では、医師不足が顕著であり、滋賀医科大学に対して、よく要望されているとのことであります。
改めて私自身も、地元高島病院に対して、医師確保の要請をさせて頂きました。
滋賀医科大学の毎年100名の定員で医学生を募集され、平成19年度の卒業生は滋賀医科大学に33名残られ、県内の他の病院に12名、そして県外の病院に50名の方が、医師として就職されています。
県内の医科大学にも拘らず、半分以上の卒業生が県外に出られるとのことで、何とかこの部分を改善していく必要があります。
滋賀県としても、滋賀医科大学と強い関係を持たなくてはならないと思います。
やはり滋賀医科大学は、医師の数が一番豊富で、この病院に頼らなければならないと改めて感じました。

また、がん拠点病院にも申請されており、その点に関しても強い意気込みが感じられ、また見たこともないような研究もされていました。

滋賀県として、今回、視察した2つの病院の中から、がん拠点病院を判断しなければならないと考えています

                         清水てつじ

| 2008年08月14日 | 活動日記 |