清水てつじ事務所
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滋賀県のがん対策は成果が出ております。

 滋賀県の「がん」対策について報告させていただきます。

 9月議会で、成人病センターから第4の治療として、免疫療法の治療薬であるニボルマブ(商品名:オプジーボ)の仕入れの予算説明がありました。今までは外科手術、放射線、抗がん剤の3つしかありませんでしたが、第4の治療法として大いに期待をするところです。

 先日、がん患者が新たに全国で110万人増加したと報道されており、死亡者の第1位はがんということに変わりません。

 滋賀県は何年か前にがん・疾病対策室を策定し、そこでの取り組みによって大変効果が出ております。

1.がんによる死亡者数が10年で約17%削減

2.喫煙率(成人男性)が10年で約20%削減 平成34年度で27.2%削減を目標

3.がん検診の受診率が10年前20%(肺がん)~30%(胃がん)から現在は約40%に増加し、特に乳がんはさらに高くなっています。

4.5年生存率は1993年から1996年約53%が2006年から2008年が約61%、現在は部位によりますが胃がんは60%、大腸がんは70%を超えており、全て全国平均を上回っています。

5.子供たちに対するがん教育を取り組む学校が徐々に増えており、今年度実施予定は高校で51%、中学校で58%、小学校で34.5%など、がんを予防する上では、子どものときに正確な知識を持ってもらえることが重要です。

 まだまだ報告することがありますが、滋賀県がん・疾病対策室、がん患者会、医療機関などの努力により、がん対策が進んでおります。

            清水 てつじ

| 2016年08月24日 | 活動日記 |