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滋賀県平成20年度一般会計当初予算の修正案が可決

3月19日、県議会予算特別委員会で、平成20年度一般会計当初予算案の修正案が議会二会派から提案され、可決されました。
これは昭和53年度の武村県政以来のことで、実に30年振りに当初予算修正案が、議会の賛成多数で可決されました。
内容的には、福祉医療制度の見直しに関してでありますが、それにより平成20年度は(10月から)1億2千7百万円余の予算増であり、そして21年度からは、毎年5億4千万円余の予算が増加される予定です。
市町の声や、生活者弱者に対しても、当然支援をしていかなければなりませんが、我が会派、対話の会・びわこねっとは、県の財政状況から鑑み、今後の福祉医療制度を、安定的に維持するにはやむを得ないということで、嘉田知事が提案した当初予算案に、賛成することとし、修正案には反対をいたしました。
理由は、毎年400億円から460億円の財源不足が見込まれ、極めて厳しい財政状況であります。
2月の補正で、基金を積戻し、平成20年度末残高見込みが110億円余になるとはいえ、将来、県政を運営していくには安心出来る額ではありません。
今後、造林公社、RD問題、クリーンセンター滋賀など、また災害等、不測の事態が出た場合に備え、今後出来るだけ、基金残高を確保しておく必要があります。
例として、造林公社の農林漁業金融公庫に対する損失補償の履行について、触れさせてもらいます。
滋賀県は3月18日に、約737万円を公庫に支払いしました。決定ではありませんが、今後5月、そして9月には、合計で467億円(平成18年度末現在)の支払いが公庫に対して待っております。これは一つの例で、20年度予算には含まれておりません。
何卒、今回の我が会派の採決の姿勢を、ご理解を頂きたいと思います。
これからも、県民の皆様が、安心して生活できる滋賀県政になるために、最善の施策を提案していきたいと思います。

                       清水てつじ

| 2008年03月20日 | 活動日記 |