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「生きるの教室」湖西中学校 がん教育学ぶ

 今朝の新聞報道でありましたように、昨日9時50分から湖西中学校で開催されました「生きるの教室」に参加させていただきました。

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 バイエル薬品(株)にお世話になり、テレビでおなじみのがん医療の医師である東京大学医学部付属病院放射線科教授、緩和ケア診療部長 中川恵一先生にお越しをいただき、湖西中学校2年生105名の皆さんと滋賀県がん患者の会、滋賀県教育委員会、高島市教育委員会、滋賀県健康医療福祉部がん・疾病対策室、湖西中学校の先生方、市内の小中学校の養護教員の先生方、保護者の皆さん、市議会議員の石田議員をはじめ、多くの皆様に参加していただきました。

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 また患者スピーカーとして、「がんと診断された時からの相談支援事業」検討委員の岸田徹様は、東京からお越しいただきました。

 そもそも、中学生のがん教育「生きるの教室」は、バイエル薬品100周年記念事業として、今年度全国で3市で計画され、その中で滋賀県高島市を選んでいただきました。それまでの皆様の御労苦に感謝申し上げます。

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 授業が始まる前は、子供達は落ち着きがありませんでしたが、授業が進むにつれて、真剣に聞いていただきました。子供達はがんの事について、家族とも話し合う機会なく、私自身もそうでしたが、間違った知識を持っておられる方が多かったと思います。

 1時間目では、アニメのビデオ映像を使いながら中川先生が「がんは男性の3人に2人、女性は2人に1人にかかる病気、生活習慣の改善と早期発見でがんは治る病気」と解説されました。そしてがん患者の高槻市出身の岸田徹さんから、「20歳にがんが見つかり、がんと闘う中で親孝行や社会貢献をすることが生きがいになっている、そして今日1日1日を大切に過ごしたい。」と呼び掛けられました。

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 2時間目では教室に戻って先生の授業を受けながら、「大切な人をがんで失わないために何ができるか」をテーマで、グループで活発に話し合いが行われました。最後に中川先生から「今日の学んだことを必ず家族に報告してください。そして今書いた文章を家族の皆さんに渡してください。」と言われました。一人でも多くの方の命を助けたい、という先生のお気持ちが子供達に伝わったと思います。

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 子供達の代表が「がんは死ぬ病気だと思い込んでいたけど、早期発見で治ると分かった。家族にも検診の大切さを伝えたい。」またもう一人は、「おばあちゃんががんで亡くなった時、大変悲しかった。今日学んだことでお母さんを絶対にがんから守りたい。」と言っておられました。

 校長先生から「この授業をして良かった。」と言われました。皆様には大変お世話になりました。今年度は後、マキノ中学校、朽木中学校で開催される予定です。

 

     清水 てつじ

| 2015年10月15日 | 活動日記 |