関西広域連合9月定例会一般質問をさせていただきました
関西広域連合9月定例会が、大阪府立国際会議場で開催されました。
特に議論が高まってきたのが今朝の新聞報道にもありますように、北陸新幹線の敦賀以西ルートについての議論が始まりました。
ご存じのように現在、米原・小浜・湖西の3案で検討されております。関西広域連合では、当初から基本的には「米原ルート」が最適という判断が変わっておらず、昨日の一般質問では大阪市会議員の方が、ルートについて再検討すべきと質問されておられました。井戸連合長は「米原ルートが最適と決めた、判断を見直すところまではない」と答弁されました。
滋賀県は以前から変わらず「米原ルート」を提案しており、滋賀県経済会も同じ考えです。現在、福井県と京都府が小浜ルートを支持しており、石川県は「米原ルート」の状況です。私は湖西の人間ですが、湖西ルートになるとJR湖西線がほぼ第三セクター(地方公共団体と民間企業が共同で出資する)になる可能性があります。そのような運営になりますと、便数やサービスが落ちる可能性があり、また全国の第三セクの運営もほとんどが赤字で、地方公共団体の負担が増えます。3ルートを検討すると「米原ルート」が早く、安く、用地確保においても現実的だと考えます。
そして一般質問は、項目1、琵琶湖・淀川流域に係る防災対策について
この質問は一昨年9月の台風18号で、滋賀県では60年振りに大きな被害が出ました。そして天ケ瀬ダムと宇治川の決壊を防止するために、瀬田川洗堰が41年振りに12時間全閉になり、そのようなことを含め琵琶湖・淀川の防災について質問しました。
項目2として、ニホンジカとカワウの広域的な鳥獣害対策について
カワウに関しては、積極的な広域的な取組みにより効果が上がっておりますが、ニホンジカに関しては、まだまだ成果が表れず、今後も研究調査を進め、予算も投入しながら積極的に進めなければなりません。
終了時間が予定オーバーし、各議会から出向された議員の皆さんは積極的に質問されておられました。執行者側と議会がまとまっている自治体と、そうでないところがあるようです。滋賀県も県民の皆様のために、更にお互いが協力して政策の推進をすることが重要です。
清水 てつじ