清水てつじ事務所
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びわこ・1・2・3キャンプ

 毎年、春、夏、冬の休みになると、ボランティアで、びわこ・1・2・3キャンプに、福島原発の放射能汚染され、外で思いきり遊べない子ども達や保護者の皆さんをお迎えし、高島市マキノ町牧野の一二三館などで、長期に亘り保養キャンプをされておられます。
今年も参加させていただき、沢田県議、山内市議会議員も来られていました。久しぶりに懐かしい子ども達の元気な姿を見て安心しました。

 

 9時半から高島市の原子力災害対策についてのお話を聞かせていただき、その後守田敏也先生に「原発事故そのときあなたはどうする」のテーマで、ご講演をいただきました。

   

 そのなかで群馬大学の片田先生の言い伝えられている「釜石の奇跡」の話をお聞きしました。
「釜石の奇跡」とは、釜石市の小学生1927人、中学生999人のうち、津波襲来時に学校の管理下にあった児童生徒について、全員の無事が確認されたことです。
これは避難三原則を子供たちはしっかりと守ったからです。
避難三原則とは、
1.「想定にとらわれるな」想定を超える自然災害を意識しよう。
2.「最善を尽くせ」避難時はここまでは大丈夫ではなく、その時出来る最善の行動をとろう。
3.「率先の避難者たれ」いざという時に、自分が率先して避難すること。その姿を見た他の人も避難し、結果的に多くの人の命を救うことに繋がります。

 あらためて今回の講演で、原子力防災計画の重要性を感じました。来春には高浜原発3号機、4号機が再稼働をされると言われています。京都府と滋賀県は高浜原発から、概ね30キロメートル圏内に入っており、関電に安全協定の締結を求めております。安全協定の締結がなければ、原発再稼働は認めるべきではありません。
 それは世界の地震の2割が日本に集中しており、原発があるだけでも日本にとって大きなリスクです。経済を優先するのではなく、日本の安全を最優先にするべきです。

   清水 てつじ

 

| 2014年12月28日 | 活動日記 |