滋賀県議会議員　清水てつじ

9月14日に、三重県の獣害対策基本方針を勉強するため、松阪市にある三重県農業研究所に視察に行きました。
その途中、飛び込みで松阪木質バイオマス熱利用共同組合にお邪魔し、丁寧に説明をしていただきました。

ここは林業事業から発生する間伐材、林地残材、木材加工端材、バーク等や木質建築廃材等を燃料として、蒸気を生産し、同一地域内にある提携企業に販売をされています。一日約100ｔの木質チップを燃やして一時間に約13ｔの水蒸気を発生されており、二酸化炭素の排出も軽減でき、循環型社会の形成、地球温暖化の防止を目的とし、注目されている施設であります。

そして、三重県農業研究所に寄せていただきました。
ここは、総合的な農作物獣害防止対策技術の開発を課題とし、シカ、イノシシ、サルなどによる農作物の被害の低減を図り、同時に集落住民も協力して、獣害対策に取り組んでおられます。獣害は滋賀県も当初から苦慮している問題ですが、ここでは成果を上げておられるようでした。
滋賀県も、隣接県として情報を交換し合いながら、人と動物が上手く生活していける環境づくりをしていきたいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　清水てつじ