清水てつじ事務所
高島市勝野129-3 
TEL:0740-36-2077
FAX:0740-20-5531
地図はこちら

嘉田知事に「対話の会・びわこねっと」が要望書を提出 その2

前回、ブログに書かせて頂きました平成21年度予算についての要望書を報告させて頂きます。
         新年度予算についての要望書
現在の滋賀県は、元々の多額の財源不足に加え、世界的な金融危機の影響をうけ急激な税収落ち込みもあいまって、大変な財政危機にあります。そうした状況を乗り切るためには、当然、施策の更なる見直しを行い、財政再建を早急に行っていくことが必要不可欠であり、嘉田知事のご尽力に敬意を表します。
しかしながら、本年度予算審議過程において修正案が可決されたことを踏まえ、どの予算を削減するかに関しては、県民世論調査など県民の要望を踏まえ、県民の暮らしをしっかり支える新年度予算が切望されています。さらに、私たち対話の会・びわこねっととしては、嘉田知事の「かだマニフェスト」に賛同してきたこともあり、知事ご自身がマニフェストにおいて県民と約束された施策に関しては、予算編成においても大いに重視されるべきであると考え、以下の項目につき、特に要望するものであります。
一、医療・福祉施策の予算に関すること
 医療・福祉施策に関しては、県民ニーズも高く、県に最も期待されている施策の一つと言えます。また、2月定例議会では医療福祉予算の削減に、議会側から修正案が出され、可決しました。従って、「更なる見直し」で示された医療・福祉予算の削減は早急に見直し、新年度予算では、医療・福祉に関連する予算は削減しないことを要望します。
一、教育施策の予算に関すること
 教育に関する施策は「もったいない」を掲げた「かだマニフェスト」の柱であり、教育関連予算については削減すべきでないと考えます。とりわけ、「更なる見直し」では、小人数学級に関する予算を削減することとされておりますが、これについては、知事が「35・30人学級」の実現を具体的に県民と約束したという経緯もあり、むしろ増額すべきと考えます。また、県民ニーズとして、「私学助成」の現状維持を訴える声も強いことから、「私学助成」に関する予算についても削減しないことを望みます。
一、治水施策の予算に関すること
 目下、大戸川ダムに関する議論が注目されておりますが、滋賀県には、まだまだ整備途上で治水要望が高い中小河川が数多く存在しています。従って、ダムに関連する予算を確保するよりも、「中長期整備実施河川」の検討をふまえた整備を優先して早急に進められるよう、当該予算の増額を要望します。
一、琵琶湖保全施策の予算に関すること
 現在、琵琶湖の深呼吸における変化をはじめ、水草の異常繁殖など、琵琶湖の自然環境が大きく脅かされている可能性があります。とりわけ水草の刈り取り事業、カワウ対策事業が削減され、その影響も少なくありません。従って、外来魚対策・水草対策・カワウ対策、そのための研究予算など、琵琶湖保全に関連する予算は削減しないよう要望します。

                     清水てつじ  

| 2008年12月29日 | 活動日記 |