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来年10月の消費税10%は上げるべきでない

 8月も今日を入れて、後3日となりました。今年の夏は全国各地大雨に見舞われ、夏に消費されるものが消費されず、業界によっては厳しい結果になるのではないかと思います。
 先日の46月期の実質GDPが、マイナス6.8%と大きく落ち込んだことがご存知かと思います。
当初、政府は消費税の増税により、46月期は厳しいけれど、7月期以降は回復すると言われておりましたが、多分、79月期も厳しい結果になるのではないかと予想されます。
 友人が、日経ビジネスに、アベノミクス4つの誤算と言う河野竜太郎氏の記事が書いてあると教えていただいたので、その文章をそのまま書きます。
1. 円安がかなり進んでいて、しかも海外の景気も持ち直しているのに、供給制約から実質輸出が伸びていない。
2. 企業の業績が回復しているのに、設備投資が前向きな能力増強投資となっていない点。
3. 個人消費が弱い原因は、消費増税の反動減だけでなく、実は円安で実質購買力が損なわれているという点。
4. 人出不足や資材価格の高騰によって公共投資の執行が遅れている上に、いわゆる「グラウディング・アウト(政府の追加財政によって、結果的に民間投資や個人消費が抑制されてしまうこと)」の効果で、民間の建設投資が抑制されてしまっている点。
 と説明がありました。
 
 日本の経済は長引く不況により、企業は力のあるところは海外で製造拠点を移したり、国内では設備の廃棄が進んでいること。
消費者は給料が上がらないために、購買力が伸びない。
公共工事は、人手不足による人件費アップ、資材の高騰により予算を増額しても、そんなに工事が進まないのではないかと思います。
 これらのことを考えると、来年10月から予定されている消費税10%は、到底あげられる状況ではないと思います。
 
     清水 てつじ

 

| 2014年08月29日 | 活動日記 |