政務活動費について
号泣会見や使途不明の政務活動費を報告された元兵庫県議会議員野々村氏の件や、そのほかにも地方議員の政務活動費に対して、不自然な支出が各地で住民監査請求や住民訴訟が相次ぐなど、政治不信の批判は根強いものがあります。
同じ地方議員として大変情けなく、理解出来ない地方議員の方は多いかと思います。そこで政務活動費に対して、透明性の確保をするために報告をさせていただきます。
各地方議会によって、基準が様々ですので、大変説明がしにくい部分がありますが、近畿二府四県の府議会や県議会の報告をさせていただきます。
政務活動費とは、地方議員が政策立案に対して政策調査等の活動のために支給される費用であります。
例えば、調査研究費、資料購入費・広報関係(郵送費を含む)・研修会の講師料、研修用の交通費、調査研究の人件費等、があります。
府県 | 政務活動費(年間 万円) | 備考 | ||
会派 | 個人 | 合計 | ||
滋賀県 | 120 | 240 | 360 | |
京都府 | 各会派毎に決定 | 648 | 一人会派は600 無所属は 480 | |
大阪府 | 各会派毎に決定 | 708 | 会派に所属しない 588 | |
兵庫県 | 各会派毎に決定 | 600 | ||
奈良県 | 24 | 336 | 360 | |
和歌山県 | 36 | 324 | 360 |
※ 他府県は収支報告書の領収書添付の件は分かりませんが、
滋賀県の場合は、1円から領収書の添付が必要で、一定期間図書館に公開されております。
野々村氏に対する疑問点として
1.交通費を使い、考えられないほど大変多くの出張をされましたが、出張されたら必ず内容について自ら報告書を添付するべきです。それがないのは問題だと思います。
2.締め前に大量にまとめて切手を購入されましたが、必ず郵送先はパソコン等に残っているはずで、このようなやり方は全く理解出来ませんし、しかも金券ショップでのこれだけの大量の切手購入は不自然です。
その他にも、いろいろと国民の皆さんが、政治不信に思われることがあったと思います。
私達は税金を使わさせていただいている立場として、透明性と説明責任が求められます。兵庫県議会におかれましては、しっかりと県民の皆様に説明が出来るようにお願いしたいと思います。
清水 てつじ