地域からガソリンスタンドが消える
今日は良いお天気に恵まれ、朝から滋賀県立新旭養護学校の入学式に、昼からは高島学園高島中学校の入学式に出席しました。
私自身、石油業界に身を置いております関係で、常にエネルギーの事が気になります。4月以降消費税が増税された関係で、ガソリンスタンド(SS)も閑散としております。
近年、セルフSSの出現により、今まで家族経営で運営されていた地方のSSが、数量減販により採算が合わなくなり、また地下タンクの規制強化により、タンクの買い替えなどの投資が出来ず、地域のSSの減少が止まりません。
地域のSS数が、三か所以下のいわゆる「SS過疎市町村」が、25年度末で全国で265市町村あることが、資源エネルギー庁の調査で分かりました。この1年間では更に増加し、近隣では、福井県が初めて出現しました。
もう少し詳しく報告しますと、SSがゼロのところが8町村、1か所のところが63町村、2か所が81町村、3か所が113市町村の状況になっています。これは、地方の人口減少が影響しており、今後更にこのような市町村が増加します。
エネ庁はいろいろと支援策を検討されておりますが、SSが地域に無くなると冬場の暖房灯油をはじめ、生活や防災にも影響してまいります。まさに地方の社会問題にも発展します。
消費者の皆さんも、1円2円安く買うことも大切ですが、地元にあるSSも大切にしてください。
清水 てつじ
| 2014年04月08日 | 活動日記 |