滋賀県議会議員　清水てつじ

　新しい規制基準が7月8日に施行され、北海道・関西・四国・九州の４電力会社５原発10基の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請されました。
　現在、稼働中の大飯原発３号・４号機は再審査をしないで、９月までは運転の継続が、従来の基準で認められております。９月になりますと、運転期間が１４カ月経過するといったん約40日間メンテナンスに入り運転が止まります。
　そこで、再稼働に対して改めて原子力規制員会が今回の新しい基準で審査をされどの順番でされるかわかりませんが、もっとも早い原発でも半年程度はかかる見通しで、そのあと地元自治体の同意や政府の判断が必要になってきます。
　福島第一原発事故から２年４か月近く経っても、未だにあの状態です。１５万人以上の方が故郷に戻りたくても戻れず、このことはまったく進んでおりません。
　国民の多くは原発を減らしたいと思っています。その為に自分たちの生活を見直し、クーラーが当たり前ではなく、扇風機で対応したり、また節電や再生可能エネルギーの開発など、すぐには原発は減らせない為、今から一人一人が考え、行動しなければこのような原発再稼働に対する議論は永遠に続きます。
　電気代が値上がりし、困っている事業所も多くあります。今後もさまざまな課題に対して議論を重ねたいと思います。
　
　　　　　清水てつじ