清水てつじ事務所
高島市勝野129-3 
TEL:0740-36-2077
FAX:0740-20-5531
地図はこちら

9月臨時議会

9月1日から4日まで、臨時議会がありました。案件は、造林公社の債務問題です。
結果として、利息も含めた690億円を、42年間にわたり、滋賀県が免責的債務引受けになり、全額肩代わりして、分割返済することで可決され、これにより、9月8日の約490億円の一括返済は回避されました。
今回の臨時議会の1日目は、諸般の報告、議案の上程などがあり、2日目には質疑ということで、各会派それぞれが、詳しく調査をされ、様々な意見が出ました。佐野高典議員(自由民主党・湖翔クラブ)、中沢啓子議員(民主党・県民ケットワーク)、森茂樹(日本共産党滋賀県議会議員団)、梅村正(公明党)、中谷哲夫(湖政会)、そして対話の会・びわこねっとを代表して清水鉄次、関連質問として、対話の会・びわこねっとの角川誠、日本共産党滋賀県議会議員団の西村仁、自由民主党湖翔クラブの生田邦夫、以上9名が質問しました。終わったのは午後9時過ぎです。
3日目は総務・政策委員会、環境・農水委員会の連合審査会および、付托議案の審査が行われ、そして4日目は議案の採決が行われ、全員賛成で可決されました。各会派それぞれいろんな討論があり、私どもの会派は、全面的に支持するものであります。
しかし、このような議論が、もっと早い段階で行われるべきであったと思います。造林公社問題の原因は、外国産木材の輸入により、国内産木材の価格の下落など、また国の政策の失敗のつけが地方に負担を負わされることになりました。
加えて、歴代の知事、造林公社の役員、そして議会が、今の状況になるまで、なんら手立てを打たず、問題を先送りしてきたからではないでしょうか。
その結果として、一番貧乏くじを引いたのは滋賀県、そして県民がこれから大きな負担を背負っていかなければなりません。
また国の政策の失敗が、大きな原因であるにもかかわらず、国の金融機関である農林漁業金融公庫が何も負担しないことは、あまりにも理不尽な結果に終わったのではないかと、感じています。
今後は、 1、国に対し交付税の増加 2、債務の減免 3、第三者機関による過去の検証 4、議会のチェック機能を高め、毎年所管の委員会に報告を求めること などを強く要望する必要があると思います。
  
                         清水てつじ

| 2008年09月06日 | 活動日記 |