清水てつじ事務所
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子ども虐待防止講演会およびシンポジウム

平成18年7月5日、高島市において当時2歳7ヶ月の幼児が、保護者の虐待により亡くなるという悲しい事件が発生しましたことは、皆さんの記憶にまだ新しいことと思います。
こうした悲劇を二度と繰り返さないために、7月5日、高島市・高島教育委員会の主催で、安曇川公民館ふじのきポールにて、「子ども虐待防止講演会およびシンポジウム」が約250名の参加者のもと行われ、私も参加してきました。

「小さなサインを大きな支援につなげていくために」というテーマものと、講師の山田容先生(龍谷大学社会学部臨床福祉学科 准教授)の講演がありました。山田容先生のお話は、今までの数多くの事例に基づいて、非常に詳しく分析され、また内容もとても分かりやすくて、本当に勉強になりました。
虐待がおきる背景には、本当にいろいろな要素・・家庭環境やストレス、保護者の子どもの頃の環境など、多くのことが影響しているんだなと改めて感じました。
もし、身近に何か気になることがあれば、早く情報を共有して、虐待を未然に防ぐことが大切です。
高島市における児童虐待相談数は、人口比で見てみると、県下で一番多いとのことでした。これは、他に比べて虐待が多いということではなく、市民の虐待に対する意識と、それを相談できるしくみ、システムが構築されてきた成果であり、それに携われている職員や関係者の方々の、ご尽力のお陰だと思います。
いつの時代でも、子どもさんの健やかな成長こそが、一番大切です。
私達も、それぞれの立場で、出来ることをしていく、そして決して虐待のない、明るい社会にしていきたいものです。
  二度と、あの悲しい事件を繰り返さないために

                         清水てつじ

| 2008年07月05日 | 活動日記 |